ユニバーサルマナーアワード2017

株式会社三越伊勢丹ホールディングス

特例子会社三越伊勢丹ソレイユと、ダイバーシティ浸透の取り組み

販売付帯業務を担い店頭の接客時間拡大に貢献している「株式会社三越伊勢丹ソレイユ」の取り組みと、従業員に向けたダイバーシティの意識醸成ならびにお客さま満足拡大のための取り組みを行っています。

背景・課題

障害者雇用率が1.93%から1.70%に低下したことをきっかけに、CSR企業経営の観点から、2004年9月に特例子会社・株式会社伊勢丹ソレイユ(2011年、三越と伊勢丹の統合に伴い三越伊勢丹ソレイユに社名を変更)を設立しました。障害者雇用の促進と、障害者自身が働くやりがいの実現が課題となる中で、障害者一人ひとりの優れた能力を理解し、本業に直結する業務をワークシェアリングで推進する特例子会社の取り組みは、他の百貨店では類を見ません。雇用面だけでなく、多様化するお客さまの嗜好や価値観に対応することでお客さま満足を拡大するために、従業員へのダイバーシティ教育、浸透が課題であると認識し、取り組んでいます。

具体的な取り組み内容

(1)特例子会社・百貨店の販売付帯業務を担う株式会社三越伊勢丹ソレイユ

三越伊勢丹ソレイユでは、ギフト用のリボンやシール作り、ギフトパッケージの組み立て、伝票のスタンプ押し、DM封入作業など、店頭の接客販売サービスの他に発生する多種多様の販売付帯業務を担っています。同社が多種多様の販売付帯業務を担うことで、店頭では、1か月、約5,000時間相当の販売付帯業務削減となり、その分を接客時間拡大や残業削減につなげられる、大切な販売支援戦力となっています。障害のある従業員の約9割が重度ですが「配慮はするが、特別扱いはしない」人財教育を行っています。2017年6現在、三越伊勢丹グループの障害者雇用率は2.28%です。

(2)お客さま満足の拡大のために、意識改革の研修を強化

多様化するお客さまに満足いただける店づくりに向け、2016年から従業員の意識改革の研修を強化しています。「ダイバーシティインクルージョン(P&G様協力)」「ユニバーサルマナー(ミライロ様協力)」「LGBTセミナー(NPO法人ReBit様協力)」などの研修を実施し、浸透を図っています。セミナー後の参加者アンケートでは、意識変革の効果が見られました。

アピールポイント

障害者の優れた能力を生かして、本業に直結する業務をワークシェアリングすることで、業績向上に貢献、かつ障害者自身のやりがいが実現し「企業の一員」という帰属意識が生まれています。行政機関や特別支援学校関係者、企業人事担当など、会社見学の受入れにも積極的で、特例子会社が親会社の利益創出に貢献する好事例として情報発信し、他企業にも影響を与えています。多様な人材を生かす経営が評価され「平成27年度 ダイバーシティ経営企業100選」に選出されました。

今後はダイバーシティ関連セミナー実施で意識の醸成を推進するほか、ユニバーサルマナー検定認定者(含サービス介助士)の関連有資格者を、2020年には2,000人規模に拡大するなど、多様化するお客さまのご要望にお応えすべく体制を整えていきます。

法人名:株式会社三越伊勢丹ホールディングス
代表者名:杉江俊彦
業種:小売
所在地:〒160-0022
    東京都新宿区新宿5-16-10
WEB:http://www.imhds.co.jp/