ユニバーサルマナーアワード2017

株式会社西鶴(ハピネスパーク)

霊園造りに、ハピネスを追求した、ユニバーサルデザインへの道

いままでのお墓参りは、高齢の方や障害のある方にとって不便、不満があり、なぜ今まで改善してこなかったのか。その不便、不満を取り省くために、すべて真逆の発想が必要でした。

背景・課題

従来の霊園は、怖い・暗い・汚い(3K)が多く、また、階段・段差・坂があり、通路が舗装されていない霊園ばかりでした。場内は、ゴミ箱や水場が1ヶ所ぐらいしかなく、トイレも簡易で汚い物しかありませんでした。もちろん車いすでの使用はできません。作り手である石工達は、何百キロもある墓石を簡単に持ち運ぶことができたため、階段や坂、段差や舗装がされていない通路等は、大きな問題ではなかったのです。また、人里離れた場では霊園の許可がおりやすかったため、高度経済成長期に山岳地帯に多くの霊園が出来た背景もありました。

本来、自分にとって大切な人と出会える場であるお墓のはずが、背丈ほどの雑草が生え、いつお参りに行っても掃除が大変で、次第にお参りに行く事を消失させてしまいました。霊園業界は、自己都合で動く傾向にありました。

具体的な取り組み内容

(1)ヨーロッパの明るい空間造りを取り入れる

いくつか視察したヨーロッパの霊園は、明るくきれいな空間でした。ヨーロッパの建造物では潰すことよりも、長期間使用する考え方を重視しており非常に参考になりました。100年前からあるスイスの霊園は、出来るだけ平坦地に造られており、アルプスの山が見える設計も取り入れられ、日本とは大きな差がありました。

 

(2)オールフラットな霊園を実現

霊園内の全面バリアフリー化には当初、多少の段差くらいはいいのではないかと対立する意見が出ました。しかしいずれ来る高齢者社会に対応するため、そこは譲れませんでした。霊園内は段差、坂、階段など不便、不満なものを完全に取り省き、すべて今までと真逆の発想を取り入れました。

 

(3)細かな配慮を取り入れた設備

子供や高齢の方が重いバケツを運ぶのは危険であるため、50歩につき1ヶ所、水場を作りました。また、車いすの方が使いやすいように、蛇口やバケツ置き場の高さを配慮しました。トイレ内は空調を完備し、赤いタイルを使い、病院のような陰気な空間を廃し、喜んで使っていただける環境を造りました。

アピールポイント

最近お骨を廃棄や処分するという記事や報道を沢山見ます。この原因の多くは、霊園業界が自己都合でお墓造りをしてきた事が、皆さんに支持されなくなったからといっても、過言ではありません。お墓は家族で故人のために考え、継承していく、大切なものという考えから霊園には「ハピネスパーク」と名付けました。その大切な霊園は、明るく、きれいにすることを心掛け、目に見える段差や階段や坂を含め、すべてのバリアを取りのぞいた結果、たくさんの方がお墓参りに来られ、自分たちの大切な故人との対面の場を持っていただけました。今後すべての霊園開発においても、バリアを外し、二宮尊徳が言った、「遠くを図れば富を得て、近くを図れば貧する」とう言葉を社内共有し、永続的に「ハピネスを提供する」霊園造りを考える集団を目指します。

法人名:株式会社西鶴(ハピネスパーク)
代表者名:山本一郎
業種:墓石販売・霊園管理
所在地:〒576-0061
    大阪府交野市東倉治2-1521
WEB:http://www.e-saikaku.co.jp/